こんにちは。
本日も『君たちはどう生きるか』の感想を報告いたします。ようやくページ数も半分まで到達しました。
ナポレオンと4人の少年
浦川君をいじめていた山口君。その山口君に勇気を出してやめさせようとしたガッチン(北見君)。ガッチンを逆恨みして山口君は兄貴にガッチンを二度と生意気なことが出来ないようにしてくれと依頼。
ガッチンはその上級生に勝つためにナポレオンのように強くなりたいと思い、ナポレオンの伝記を誰か持っていないか仲間3人に聞く。しかし誰も持っていなかったので、おじさんを訪ねる。
おじさんからナポレオンの話を聞く。
ナポレオン・ボナパルト(1769年8月15日~1821年5月5日)
フランス革命(1789年5月5日~1799年11月9日)後の混乱を収拾して軍事独裁政権を樹立。幾多の勝利と婚姻政策により、イギリス、ロシア、オスマン帝国の領土を除いたヨーロッパ大陸の大半を勢力下に置く。
わずか10年の間に一人の貧乏将校から皇帝に駆け上がった。
4人の約束
話を聞いた少年4人は、上級生がガッチンを攻めてきたら、3人で壁になって、ガッチンを守ることを約束する。
私の思い出
小学生のころ、どのような約束を交わして、守ったり破ったりしていたのかは、残念ながら憶えていません。けれど、現在より多くの約束を交わしていた気がします。現在では、約束をすることが本当に減ったなと感じます。
現在より約束はもっと強い繋がりのある者と、破ることは裏切りを意味するような感覚で、していたような気がします。申し訳なくて、つまらない嘘をついたり。
偉大な人間とはどんな人か
非凡な能力を使って、いったい何を成し遂げたのか、彼らのやった非凡なこととは、いったい何の役に立っているのかと、大胆に質問をしてみる。
英雄とか偉人とかいわれている人々の中で、本当に尊敬ができるのは、人類の進歩に役立った人だけだ。同じ偉人といわれている人の中に、ナポレオンとは全く別な方の人々がいてることを知るだろう。
世間には、悪い人ではないが、弱いばかりに、自分にも他人にも余計な不幸を招いている人が決して少なくはない。
人類の進歩と結びつかない英雄的精神も空しいが、英雄的な気魄(きはく)を欠いた善良さも、同じように空しいことが多い。
結び
ナポレオンを通して、偉人といわれている人も、人類の歴史を思うと短いものに思えてくる。非凡な能力で成し遂げた業績は、現在何の役に立っているのか?偉人といわれている人ですら、一瞬だとするならば、私の人生って・・・。
もう、足を止めてる場合じゃないと思えた。成功も失敗も一瞬の出来事。恐れて足を止めてしまうのは、本当にもったいない時間の過ごし方をしている。恐れずに一歩踏み出す。偉人と呼ばれる人々も、最初に行ったことはそれだと思えた。