こんにちは。
本日も『君たちはどう生きるか』の読書感想を行います。
本日を入れて、あと2回になります。最後までご一読よろしくお願いします。
裏切り
雪が積もり、4人で放課後の校内で雪合戦を始めます。コペル君が雪の補充をするために、遊んでいた場所から少し離れて帰ってくると、他の3人は上級生に絡まれています。前回みんなでガッチン(北見君)を守ると約束をしていましたが、その状況に怖くなってしまい、一人だけガッチンを逃れてその状況を見てしまいました。
後悔
みんなを見捨てて自分だけ助かったコペル君は、風邪で寝込んでしまいます。熱は下がりましたが、自分の卑怯さを後悔して、学校を休みます。
おじさんにすべてを話して、自分の気持ちをおじさんに言ってもらおうと考えます。しかし、おじさんははっきり、君は間違っていると言い、今の状況はそのままでは何も変わらないことを伝えました。
変えられないことを考えるのをやめる
余計な感情に足を取られず、今自分がしなければならないことにまっすぐむかって行くには、変えられないことを考えるのをやめればいい。それを聞いたコペル君は謝ることを決意する。
石段の思い出
コペル君のお母さんが、昔思ったことを行動に移せなくて、情けない気持ちになったことをコペル君に伝えます。そのことが今の自分に「今度こそそれを生かす」と背中を押してくれることにお礼を言いたくなると言います。
人間の悩みと、過ちと、偉大さとについて
人間は、自分自身をあわれなものだと認めることによってその偉大さがあらわれるほど、それほど偉大である。(難しい言葉です、並べ替えると、人間は偉大である。自分自身をあわれなものだと認めることによってその偉大さがあらわれるから。これならな何とか理解できそうです。)
人間が本来、人間同士調和して生きてゆくべきものでないのなら、どうして人間は自分たちの不調和を苦しいものと感じることができよう。
人間である以上、誰だって自分の才能をのばし、その才能に応じて働いてゆけるのが本当なのに、そうでない場合があるから、人間はそれを苦しいと感じ、やり切れなくなると思うのだ。
およそ人間が自分をみじめだと思い、それをつらく感じるということは、人間が本来そんなみじめなものであってはならないからだ。(自分勝手な欲望や、つまらない虚栄心は捨ててしまう。)
そういう苦しみの中でも、一番深く僕たちの心に突き入り、僕たちの目から一番つらい涙をしぼりだすものは、自分たちが取り返しのつかない過ちを犯してしまったという意識だ。
正しい道に従って歩いてゆく力があるから、こんな苦しみもなめるのだ。
感想
今まで多くのことをこの本から教えてもらい、一歩踏み出す勇気もいただけました。自分がどんな過ちを犯したところで、人類に影響を与える過ちにはならないと思う。ということは、取り返しのつかない過ちは自分を中心に考えすぎている。
昨日アメリカの大統領がシリアへ攻撃開始を宣言しました。果たして、私はこれを超える過ちを人生のうちに犯すことは、できるのだろうか?おそらく無理です。謝罪をしても許してもらえなかっただけ。のレベルにしかならないと感じた。
次回は最終章です。私自身この漫画に感銘を受けて、始めの一歩をどのように進めるかを決断したいと思います。