みなさま、こんにちは。
本日はジブリ作品の【ホーホケキョとなりの山田君】をご紹介します。11作目にあたるこの作品は、どのTSUTAYAに行っても、1本しか置いていなく、しかも借りられている状態。4軒回ってようやく借りることができました。
そして、全く作品の思い出がなく、作品を観てもなお思い出せない。もしかしたら初見だったのかもしれません。ご興味がございましたら、最後までご一読お願いします。
・作品紹介
監督・脚本:高畑 勲 原作:いしい ひさいち 上映時間:104分 公開:1999年
高畑監督の意向で、この映画はデジタル彩色でありながら、水彩画のような手描き調画面となっている。これを実現するために、実に通常の3倍もの作画17万枚が動員され、製作途中の画風模索もあり制作費が膨れ上がったとされる。
実はジブリ作品の中で一番枚数を使っているのは、同じ高畑監督の【かぐや姫の物語】が制作・公開されるまではこの作品であった。
テレビ放送は、日本テレビの「金曜ロードショー」枠で2000年10月13日に放送された1回のみである。上映から5年以上経過した長編ジブリ作品の中で複数回放送されていないのは、【ホーホケキョとなりの山田君】のみであり、初回放送から17年以上放送されていない。視聴率は9.9%でした。
・あらすじ
もともと4コマ漫画作品だったので、104分間1本の長編を見ているというよりかは、短編を多く見ている印象です。おばあちゃん、おとうさん、おかあさん、息子、娘の5人家族の話です。
最初、哲学的な内容ではじまったので、考えさせられる作品なのかと思いましたが、山田家の家族をテーマにした暖かく、面白い作品でした。関西弁が使用されている点も好感が持てました。
・感想
ジブリ作品という目線でみると、構えて見てしまうので、受け入れにくい作品だとは思いました。しかもこの作品の前は、【もののけ姫】なので、余計にギャップがあり、低評価になってしまったと思います。
今回何の前知識もなく、【ホーホケキョとなりの山田君】を鑑賞して、こんなに優しく、分かりやすくダイレクトに心に残る作品は、他にないのではないかと思います。家族の大切さ、優しさ、ありがたさ、を感じさせてもらえました。
TSUTAYAに1本しかないのも納得いきますし、その1本がいつもレンタル中なのも納得がいきます。隠れた名作とは、このような作品のことを言った言葉だと思います。
ご興味をお持ちになりましたら、ぜひこの作品をご覧ください。前知識なく、評価の低さなどを考慮せずに、【ホーホケキョとなりの山田君】を純粋に楽しむ感覚でご覧ください。
最後までご一読ありがとうございます。