みなさま、こんにちは。
本日は『森岡 毅』さん著の本【USJのジェットコースターはなぜ後ろ向きに走ったのか?】をご紹介したいと思います。ご興味がございましたら最後までご一読よろしくお願いします。

USJのジェットコースターはなぜ後ろ向きに走ったのか? (角川文庫)
- 作者: 森岡毅
- 出版社/メーカー: KADOKAWA/角川書店
- 発売日: 2016/04/23
- メディア: 文庫
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・USJのご紹介
まず最初にユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)を少し紹介しておきたいと思います。USJは大阪市此花区にあるテーマパークです。様々なことがあり、現在は合同会社ユー・エス・ジェイが事業主体になっています。
開園は2001年3月31日、この年の年間来場者数は1100万人、当時から大阪に住んでいた私は、2002年に初来園をしました。初来場の感想は、「想像していたよりは面白いところではなさそうだ」でした。雨天だったこともあり、パーク内に人はまばらで、当時一番面白いと思って乗車した、ジュラシックワールドザライドに3回程乗車して、今は無くなってしまいましたが、「E.T.」にも乗車しました。1日でパーク内を回ることが出来たので、次回来園する機会があるかどうかという感じでした。
2度目に来園したのは、「ハリウッド・ドリーム・ザ・ライド~バックドロップ~」が期間限定で乗車できるとされた2013年の夏でした。10年以上の時が経ち、来園した時は、「大阪にこんなテーマパークが出来て良かった」でした。
・著者の紹介
著者の森岡 毅さんは2010年5月からUSJにマーケティングの専門家として勤められます。それまでは外資系のメーカーでヘアケア製品のマーケティングを担当していたそうです。天才的な発想でアイデアを生み出すのではなく、常識的に物事を考える凡人ならではの強みを活かし、さいこうのアイデアにたどり着こうというのが、著書の目的でもあります。
・著書の紹介
2004年に事実上一度破綻していたUSJをどのようにして、年間来場者数を千葉県にある「夢の国」を超えるに至ったかを紹介しています。プロローグで書かれているように、奇跡ではなくて「イノベーション・フレームワーク」を使用した結果だと書かれています。
劇的に来場者数が伸びたのではなく、全ては計算と情熱の結果徐々に、確実に伸びていったと書いています。凡人によるアイデアの出し方と実行の仕方を教えてくれます。
・感想
テーマパークや遊園地が閉園していく中で、USJのV字回復を目の当たりにして、どのようにして回復に至ったのかは、気になっていました。素人の観点からハリウッド・ザ・ドリームの影響が大きいと思ったのですが、そんな小さなことではなかったことを知りました。
自分の生活や仕事にどのように活かしていくかを考えて、読み進めていける本です。
最後までご一読ありがとうございました。